ワイナリーの特徴
「ワイティリ」とはマオリ語で「荒れ狂う水」を意味しており、ギブストンバレー地区の中でも東のはずれカワラウ川が渦巻くところに位置している家族経営のブティックワイナリーです。古い教会を再利用したセラードアーが風景の中に溶け込んでおり、こじんまりとした雰囲気がかわいらしいところです。
ワイナリーの位置
ギブストンバレー地区
ギブストンバレー東のはずれ クイーンズタウンから車で約30分
ワイナリーの歴史
ワイティリクリーク・ワインズは、1993年にアリスター・ウォード( Alistair Ward)とポーラ・ラメージ(Paula Ramage )、およびウォード家によって設立されました。ポーラはアレクサンドラ育ちでウォード家はアロウタウンの牧場の出であり、共に地元セントラルオタゴ出身です。
1994年にギブストンヴァレーの国道6号線沿い北側の土地「シャナゴールデン・ブロック(Shanagolden Block)」 を購入し、シャルドネを植えました。
「シャンゴールデン・ブロック」は、ゴールドラッシュ時代の1867年にジェイムズ・レズリー(James Leslie)が最初に開拓したところで、後に彼が結婚したジョアンナ・エンライト(Johanna Enreight)の出身地アイルランドの村の名前にちなんでいます。
1996年にはそこから1.5km西側の土地「オールドマタゴウリ・ブロック(Old Matagouri Block)」に、ピノ・ノワールとゲヴェルツトラミナーを植えました。
1998年のシャルドのファースト・ヴィンテージが造られ、1999年には3種全てのぶどうからワインが造られました。
2000年、サウスオタゴのカイタンガタ(Kaitangata)から1894年に建築された長老派教会の建物を、シャナゴールデン・ブロックに移築しました。ゴールドラッシュ時代、ギブストンでは学校が教会代わりとなっていたため、この教会がギブストン地区初の教会となりました。教会の改装が完了した2001年末に、セラードアーとしてオープンしています。さらに2002年にはカフェをオープンしています。
その後、バノックバーンにも畑を広げ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、ピノ・グリも植えるようになりました。他からもぶどうを買い付け、年間5000ケースのワインを産出しています。そのワインは高い評価を受け、カナダ、オーストラリア、シンガポール、香港、ドバイ、フィジー、中国、英国へと輸出されています。
セラードアー内には、ゴールドラッシュ時代の写真や説明が飾られており、屋外にも歴史を説明した看板が設けられています。
ワイティリクリーク・ワインズのヴィンヤード
ギブストンバレー地区 8ヘクタール
バノックバーン地区
- ピノ・ノワール
- シャルドネ
- ピノ・グリ
- リースリング
ワイティリクリーク・ワインズのワイン
ワイティリクリークは自社の醸造所を持たず、オルセンズ(Olssen’s)のワインメーカーであるジェン・パー(Jen Parr) がワイン造りを行っています。
- ピノ・ノワール
- ロゼ
- ソーヴィニヨン・ブラン
- ピノ・グリ
- リースリング
Waitiri Creek Pinot Noir
Drummer Pinot Noir
Harriet Rose
Stella Sauvignon Blanc