ワイナリーの特徴
ブレナンは、ギブストンバレーにヴィンヤード(ぶどう畑)とワイン醸造所両方を持つワイナリーです。家族経営の小さなブティックワイナリーの一つで、ブレナン家によって隅々にまで管理の行き届いたワイン造りが行われています。
ブレナン一家は、現地に住み、自らぶどう畑の管理しています。そのワイナリー傍のぶどう畑から手作業で収穫されたぶどうは、最適な状態のまま直ぐにワイナリーに持ち込まれます。
収穫されたぶどうの房は手作業で状態の良いものだけに仕分けられ、醸造もできる限り手作業で、というように、全ての過程において目が行き届くワイン造りをしています。
ワインメーカーのショーン・ブレナン自身が、ヴィンヤードの土壌やぶどうの木それぞれの個性を深く知っていることから、その特徴を巧みに引き出し、それを合わて、複雑な層を持つワインを造り上げています。
セラードアーには、ピクニックエリアもあり、ランチを持って行ってワインを楽しむこともできます。また、ペタンク(petanque:フランスのボール遊び)遊び場や、子供が遊ぶ場所もあり、家族に配慮された作りとなっています。
ワイナリーの位置
ギブストンバレー地区 クイーンズタウンから30分
ワイナリーの歴史
オークランド出身のマリー・ブレナンMurray Brennanは、ダニーデンのオタゴ大学に通っている間にギブストンの土地が気に入ります。マリーがギブストンバレーに土地を買ったのが、1994年、その6ヘクタールの土地に直ぐにぶどうを植えヴィンヤードを始めました。ギブストンバレー地区では初期に植えられたぶどうの一つとなります。そのぶどうはペレグリンワイナリーに提供されていました。
その間、息子のショーン・ブレナンSean Brennanは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでワイン造りの技術を培っていました。特にオーストラリアのアデレードで涼しい気候におけるワイン造りを学んだあと、2006年にギブストンバレーにその家族とともに移り住みました。そして2006年からブレナンの名前のもとワイン造りを始めました。
その翌年の2007年のピノ・ノワールは、ロンドンにおけるインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション( International Wine & Spirits Competition)で金メダル(Best in Class & Gold medal)を、エアーニュージーランド・ワイン アウォード(Air New Zealand Wine Awards)でエリート金メダル( Elite Gold medal)といったように、いくつかの賞を獲得し、その名を知らしめました。
ブレナンワインズのヴィンヤード
ブレナンのぶどう畑は、ギブストンバレーの10ヘクタールと比較的狭いですが、その土地は平坦な部分と斜度のある部分があり、また土壌の性質も変化に富んでいます。それがワインに複雑さをもたらしています。
- ピノ・ノワール 8ヘクタール
- ピノ・グリ 約1ヘクタール
- ゲヴェルツトラミナー
- テンプラニーリョ
- マスカット
ブレナンワインズのワイン
- ピノ・ノワール
- ピノ・グリ
- ピノ・グリージオ
- ゲヴェルツトラミナー
- テンプラニーリョ
- マスカット ※2012年より試験的に販売開始
ブレナン ピノ・ノワール
B2 ピノ・ノワール
ブレナンはニュージーランドで唯一、ピノ・グリとピノ・グリージオを作っているワイナリーです。
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