サンフランシスコ・インターナショナル・ワイン・コンペティション(San Francisco International Wine Competition:以下SFIWC)2012の結果が発表されました。
SFIWCは1981年に設立されて以来、年々規模が大きくなり今ではアメリカで最も重要な国際ワインイベントの一つとなっています。毎年4000を超えるワインの出展があり、32回目となる今年は、26州と29カ国の1300を超えるワイナリーより4556のワインの出展がありました。審査は、6月15,16,17日の3日間にわたって、サンフランシスコのホテルニッコーにて、49人の審査員により行われました。
その結果202のダブルゴールド(そのカテゴリーにおける審査員全員が金と評価したワイン)、363の金、1358の銀、1613の銅メダルが判定されました。
今年は、カベルネ・ソーヴィニヨン、ヴィオニエ、ロゼ、サンジョヴェーゼ部門の受賞数が増えたのが特徴となっています。
ニュージーランドワインとしては、40以上のワイナリーが受賞し、特にソーヴィニヨン・ブラン部門におけるダブルゴールド13個の内、8つのワインがニュージーランド、マールボロー産であったことが特徴となっています。
セントラルオタゴのワイナリーで受賞したワインは以下の通り。
- ロックバーン ピノ・グリ2011(Rockburn Pinot Gris 2011)
- ピサレンジ・エステイト ピノ・ノワール ブラックポプラブロック2009(Pisa Range Estate 2009 Pinot Noir,Black Poplar Block)
- アミスフィールド ピノ・ノワール2009(Amisfield Pinot Noir 2009)
- マウント・ディフィカルティ― ローリングメグ ピノ・ノワール2011(Mt. Difficulty Roaring Meg Pinot Noir2011)
- ロックバーン ピノ・ノワール2010(Rockburn Pinot Noir 2010)
- デヴィルズ ステアケース ピノ・ノワール2011(Devil’s Staircase Pinot Noir2011)
- ウーイング・ツリー ピノ・ノワール2010(Wooing Tree Pinot Noir2010)
SFIWCの詳細、その他の結果については
www.sfwinecomp.com
2012年7月12日
ここ数日、セントラルオタゴでは、秋晴れが続いています。3月中は例年より雨が多く若干気温が低かったのですが、4月に入ってからは気温もあがりぶどうが一気に熟して参りました。それを受けてバノックバーン地区やクロムウェルベイスン地区ではぶどうの収穫が本格的に行われています。そして、ギブストンバレー地区でも1週間先ぐらいから本格的に収穫が行われそうです。

ブレナンは、ギブストンバレーにヴィンヤード(ぶどう畑)とワイン醸造所両方を持つワイナリーです。家族経営の小さなブティックワイナリーの一つで、ブレナン家によって隅々にまで管理の行き届いたワイン造りが行われています。
ペレグリンは、セントラルオタゴの岩だらけの険しい高地にしばしばみられるニュージーランド原種の鳥カレアレア(Karearea)と同じ種属のハヤブサです。ペレグリンが羽を広げて飛んでいる様子をイメージしたワイナリーの建物は、ギブストンバレーの中で人目をひきます。ペレグリンはワイン品評会で賞をとるでけでなく、建物を含めたワイナリー自体も世界的に評価を受けています。 
