ギブストンバレー・ワインズ 収穫25周年 | クイーンズタウンからのセントラルオタゴ ワイナリー訪問ツアー

ギブストンバレー・ワインズ 収穫25周年

先日4月24日、ギブストンバレー・ワインズは、商業用ぶどう収穫25周年を迎えました。ギブストンバレー・ワインズが所有する8つのヴィンヤード中、最古である「ホームブロック(Home Block)」ヴィンヤードにて記念すべき収穫が行われました。

25年前の1987年に収穫されたぶどうは、翌年1988年にセントラルオタゴ初のワインとして出荷されました。ピノ・ノワール、ピノ・グリ、そしてミューラー・トゥルガウとゲヴェルツトラミナーのブレンド、合計900本でした。その後ギブストン・バレーのピノ・ノワールは、海外でも評価され、現在のセントラルオタゴのピノ・ノワール知名度向上に多いに貢献しました。

ギブストンバレー・ワインズの創始者 アラン・ブレイディ

ギブストンバレー・ワインズの創始者 アラン・ブレイディ(c)Mountain Scene

ギブストンバレー・ワインズの創始者アラン・ブレイディ(Alan Brady)が、セントラルオタゴ特有の気候や環境に潜在的な可能性を見出して、4ヘクタールの土地に初めてピノ・ノワールのぶどうを植えたのは1983年のことです。当時人々は雪を頂く山々に囲まれたところにぶどうを植えるアランは気が狂っていると噂したものですが、現在ではセントラルオタゴワイン産業における偉大な先駆者の一人として考えられています。

そして、「ホームブロック」のぶどうからは、その樹齢や根の深さ、ぶどうの複雑味が影響して、非常に限られたワインが現在でも造られています。「ホームブロック」のピノ・ノワールから造られるシングルヴィンヤードワイン、「Le Maitre(ル・メートル)」ピノ・ノワールのラベルには、アラン・ブレイディが描かれています。アラン・ブレイディはセントラルオタゴにおけるワイン造りの「ル・メートル:名匠」といったところでしょうか。「Le Maitre 2009」近日中に発売予定です。

セントラルオタゴは、現在100以上の生産者により2000ヘクタール以上のビンヤードから、年間約7000トンのぶどうが収穫されています。

2012年4月29日

ギブストンバレー・ワインズの詳細は
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