インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(International Wine and Spirit Competition:以下IWSC)2013の結果が発表されました。
毎年イギリスで開催されるIWSCは、1969年創設という、世界で最も歴史があり、かつ最も権威のある酒類(ワイン、スピリッツ、ウィスキー等)の品評会です。
審査は、40人のMW(マスター・オブ・ワイン)を含む世界各地から集まった審査員により、ブラインド・テイスティング及び、化学的分析によって行われるのが特徴です。各部門(地域、品種/スタイル、ヴィンテージ/熟成期間)毎に、100点で採点し、その点数により、金(90-100)、銀(80-89.9点)、銅(75-79.9点)が選ばれます。金メダルの中から、Gold Outstanding(アウトスタンディング:傑出したという意味)及びトロフィーが選ばれます。また、銀メダルの高得点(86-99.9)のものには、やはりアウトスタンディングが与えられます。
ニュージーランドとしては、全部で327のメダルを獲得しました。主要品種であるソーヴィニヨン・ブラン及びピノ・ノワールがトロフィーを獲得しただけではなく、シャルドネもトロフィーを獲得するという快挙を成し遂げ、さらにゲヴェルツトラミナーとリースリングが金のアウトスタンディングを獲得するなど、幅広い品種において高評価を受けたのが特徴となっています。このうち、ピノ・ノワール・トロフィーはセントラルオタゴのワインである、「シリズ コンポジション ピノ・ノワール2010(Ceres Composition Central Otago Pinot Noir 2010)」が獲得しました。
その他、セントラルオタゴから受賞した主なワイナリー、ワインは次の通りです。
- ミーシャ ヴィンヤード ピノ・ノワール2010(Misha’s Vineyard Verismo Pinot Noir 2010)
- ロックバーン シャルドネ2009(Rockburn Central Otago Chardonnay 2009)
- ヴァリ ギブストン・ヴィンヤード ピノ・ノワール2011(Valli Gibbston Vineyard Pinot Noir 2011)
- アカルア ピノ・ノワール2011(Akarua Pinot Noir 2011)
- ギブストン・バレー ピノ・ノワール2012(Gibbston Valley Pinot Noir 2012)
- ギブストン・バレー リザーブ ピノ・ノワール2012(Gibbston Valley Reserve Pinot Noir 2012)
- ホークスヘッド ピノ・ノワール2011(Hawkshead Pinot Noir 2011)
- クォーツ・リーフ トラディショナル・メソッド ブルットNV(Quartz Reef Methode Traditionelle Brut NV)
- ロックバーン ピノ・グリ2012(Rockburn Central Otago Pinot Gris 2012)
- ロックバーン ピノ・ノワール2011(Rockburn Central Otago Pinot Noir 2011)
- ロックバーン リースリング2009(Rockburn Central Otago Riesling 2009)
- ウーイング・ツリー ピノ・ノワール2010(Wooing Tree Pinot Noir 2010)
- クォーツ・リーフ ピノ・ノワール2012(Quartz Reef Pinot Noir 2012)
- ヴァリ ギブストン・ヴィンヤード ピノ・ノワール2012(Valli Gibbston Vineyard Pinot Noir 2012)
その他の結果やIWSCについて詳しくは
https://www.iwsc.net/
2013年10月28日