5月22日、インターナショナル・ワイン・チャレンジ2012(International Wine Challenge:以下IWC)の結果が発表されました。
IWCは、1984年に設立された後、毎年4月にイギリス・ロンドンで開催されるワインコンペティションです。今では世界で最も影響力のあるコンペティションとなっており、今年で29回目となります。2007年からは日本酒部門も設けられています。
世界最大規模のブラインドテイスティング(品種、地域、ヴィンテージを隠しての試飲)による審査となっており、「マスター・オブ・ワイン」の称号を持つ数十名を含む400人を超える審査員により2週間かけて審査が行われます。審査は3段階になっており、1つのワインは少なくとも3回、場合によっては6回審査されます。
今年は史上最多となる50カ国から376品種のワインの出展があり、金メダルの数も史上最多の425個を記録しました。その内26個がニュージーランドワインに与えられています。これは昨年より約25%増加し、金メダル獲得数世界6位(昨年8位)となります。その他銀メダル100個(全1637個中)、銅メダル166個(全2715個中)、推奨168個(全3488個中)を獲得しています。
さらに、金メダル獲得ワインからトロフィーワインが選ばれますが、その結果は9月11日の表彰会ディナーで発表される予定です。
セントラルオタゴからは、金、銀、銅、推奨合わせて45のワインが受賞しています。メダルを獲得した主なワイナリー、ワインは次の通りです。
- ボールドヒルズ シングルヴィンヤード ピノ・ノワール2010(Bald Hills Central Otago Single Vineyard Pinot Noir 2010)
※シドニー・インターナショナル・ワイン・コンペティション2012、デカンタ・ワールド・ワイン・アウォード2012に続く3つ目の金メダルという快挙を成し遂げました。ボールドヒルズには、デラックスツアー及びプレミアムツアーで訪れることができます。
- アカルア ピノ・ノワール2010(Akarua Pinot Noir 2010)
- アカルア ルア ピノ・ノワール2011(Akarua Rua Pinot Noir 2011)
- アミスフィールド ピノ・ノワール2010(Amisfield Pinot Noir 2010)
- カリック アンラベルド ピノ・ノワール 2009(Unravelled Pinot Noir, Carrick Winery, 2009)
- ボールドヒルズ 3エーカーズ ピノ・ノワール2010(Bald Hills 3 AcresBannockburn Central Otago Pinot Noir 2010)
- ブレナン ピノ・ノワール 2009 (Brennan Pinot Noir 2009)
- マウントディフィカルティ― ローリングメグ ピノ・グリ(Roaring Meg Pinot Gris By Mt Difficulty 2011)
- ウーイング・ツリー ピノ・ノワール 2009(Wooing Tree Pinot Noir, 2009)
- アカルア ロゼ ブルット NV (Akarua Rose Brut NV)
- ロックバーン ピノ・ノワール2010(Rockburn Central Otago Pinot Noir 2010)
- マウントディフィカルティ ローリングメグ ピノ・ノワール 2010(Roaring Meg Pinot Noir By Mt Difficulty 2010)
- クォーツリーフ ピノ・ノワール 2010(Quartz Reef Pinot Noir 2010, Bendigo Central Otago, 2010)
IWCの詳細、その他の結果については
www.internationalwinechallenge.com
2012年6月5日